新規会員登録でポイント付与:初回購入したくなる設計
初回購入につながり、顧客(ファン)化の最初の第一歩となる「新規会員登録」。
この記念すべきイベントにポイントを付与しましょう。
「ポイント付与率」を決めよう
ポイント付与の目安は、利益率の5~25%
ポイント付与額の目安計算式
(利益率x客単価)x 5~25% =付与ポイント数
相場は、500〜1,000ポイント
筆者が主要なECサイトや宿泊・レンタカー予約サイト30社以上を調査したところ、最も多く採用されていたのが500〜1,000ポイントでした。
これは一般的な予算の新規獲得のための広告費(CPA)との整合性が取りやすく、新規登録でポイント付与のボリュームゾーンだと言ってよいでしょう。
ユーザーは、もはや「新規会員登録するとこれくらいもらえる」という相場を知っています。
この相場に対して、「低く設定する」のか「あえて高くする」のか。
この選択が、ショップとしての姿勢(特徴)や戦略を決めていきます。
ポイントの付与は、多すぎず、少なすぎず
ここで、1ポイント=1円と換算したとき、ユーザーはどう感じるのでしょうか。ポイント数による心理的変化と、運営側の注意点をまとめました。
・100〜300ポイント:
「登録する手間と見合わない」とされ、会員登録に至らないこともあるかもしれません。
ただし、あなたのショップが「そこでしか買えない唯一無二の製品やブランド」の場合は別です。
このような場合は、そもそもユーザーの会員登録へのモチベーションが高いので、「少ないポイント」でも、初回購入の背中を押すきっかけに十分なり得ます。
・500ポイント以上になると、ユーザーは「コーヒー一杯分」「送料が無料になるくらい」という実益を感じ始めるでしょう。新規会員登録へのモチベーションは、ぐんと上がります。
一方で、ショップの単価によっては、この初回「500円引き」は悩ましいかもしれません。本当に、300ポイントでは効果が期待できないのだろうか、500ポイント以上に設定するべき明確な理由を一旦考えてみましょう。
・1000ポイント以上は、新規登録で、1000ポイントというのは、とても豪華な特典です。
きっとユーザーは、必ず新規登録してくれるでしょう。
ただし、ここで念頭に置きたいのは「ポイントは、ユーザーに「所有」されるものだ」ということです。
ここが、一回だけの割引クーポンと違いです。
1000ポイント以上に設定する場合には、どのタイミングで、いつ使ってほしいのかを明確にしてポイント設計を考えてください。
筆者がECビジネスを15年やった経験から申し上げると、このレベル(1000ポイント以上)のポイント付与をする相手先は、現在ご愛顧いただいている方、自社を紹介していただける方など、自社に貢献していただいているお客様にしたほうが有効です。
新規客を呼び込みたいからと「初回登録で1000ポイント!」とキャンペーンを開始したものの、実行してみると、現顧客が再度登録したり、ご愛顧のお客様からご不満を聞いたりと、本来の意図とは違うような結果になってしまう傾向にあります。
初回購入を促進したいのであれば、初回クーポンを発行を併用してご活用いただいたほうがよいかもしれません。
ちなみに、Koinのよいところは、これまでのポイントアプリとは違い「ポイントをクーポンに変換するポイントアプリではない」ので、クーポンとの併用が容易にでき、システム上の障壁がなく、自由自在にキャンペーンを組むことができます。
「「ポイントの有効期限」を決めよう
次に、ポイントをいつまでに使ってもらうかを決めましょう。
ポイントの有効期限は、いわば「このポイントをどうして欲しいのか」というお店からのメッセージでもあります。
だから、新規会員登録をしてくださった、次にどうして欲しいかによって、有効期限を決めていきましょう。
大前提として、ポイントの有効期限を「無期限」にしたいなら、相応の理由が必要
ポイント設計において、有効期限を「無期限」したいというのは、よくわかります。
顧客の顔が見えている、常連客が多いショップほど、無期限にして差し上げたくなるものです。
一方で、ポイントがクーポンと異なり、顧客はショップが付与したポイントを「所有」しているという意識があるということです。
筆者は大手百貨店でショップを運営したことがありますが、顧客のポイントへの所有意識は、ものすごいものがありました。なぜ、このポイントがないのか、あったはずなのに、有効期限を調べて欲しい等、問い合わせへの対応に時間を取られました。
そして、このような問い合わせへの対応を強く求めるお客様ほど、ショップからすると「上顧客」ではないことが多かったです(あくまで筆者の個人的な経験です)。
また、有効期限を「無期限」にするということは、数年間、数十年間、全く利用がない休眠客のポイントも永久に管理し続けなければならず、将来のシステム移行、会員制度の改訂など、あらゆる変更・改訂の際に懸案になったり、余分なコストがかかったりすることがあります。
さらに、有効期限を設定しておけば、休眠客に「ポイントの有効期限がきますよ」とアプローチすることもできます。適切な期限設定は、むしろ「顧客との再会のきっかけ」になります。
初回購入を強力に促したい場合:【1週間以内】
ポイント設計において、有効期限を「無期限」したいというのは、よくわかります。
顧客の顔が見えている、常連客が多いショップほど、無期限にして差し上げたくなるものです。
一方で、ポイントがクーポンと異なり、顧客はショップが付与したポイントを「所有」しているという意識があるということです。
筆者は大手百貨店でショップを運営したことがありますが、顧客のポイントへの所有意識は、ものすごいものがありました。なぜ、このポイントがないのか、あったはずなのに、有効期限を調べて欲しい等、問い合わせへの対応に時間を取られました。
そして、このような問い合わせへの対応を強く求めるお客様ほど、ショップからすると「上顧客」ではないことが多かったです(あくまで筆者の個人的な経験です)。
また、有効期限を「無期限」にするということは、数年間、数十年間、全く利用がない休眠客のポイントも永久に管理し続けなければならず、将来のシステム移行、会員制度の改訂など、あらゆる変更・改訂の際に懸案になったり、余分なコストがかかったりすることがあります。
さらに、有効期限を設定しておけば、休眠客に「ポイントの有効期限がきますよ」とアプローチすることもできます。適切な期限設定は、むしろ「顧客との再会のきっかけ」になります。
まずは会員になってほしい場合:【ベースポイントと同じ期限(1年など)】
有効期限が短く設定されていると、その期間に購入できなかったお客様のがっかりにつながってしまい、初回購入のモチベーションが砕かれます。
だから「有効期限をベースポイントと同じ期限にしよう!」というお考え、とてもよくわかります。
もし、ベースポイント(通常ポイント)の有効期限が、1年の場合、新規会員登録のボーナスポイントも1年にする。
つまり、この場合、意図したいのは、ショップとの長いつながりの始まりとして、まずは会員登録をしてほしいということになります。
ここで注意したいのは、
ユーザーが会員登録をしただけでは、そのユーザーと繋がれない
ということです。
Shopifyの仕様上、会員登録をしていただいただけでは、このユーザーにアプローチする方法がありません。
メールアドレスを登録していただいているじゃないかとおっしゃるかもしれませんが、この登録メールアドレスにニュースレターを送るのには、ユーザーの許可が必要です。
つまり、つながれない。
新規会員登録後、顧客にいつかの日かコンバージョンしていただくためには、待っているだけではいけません。
あるマーケティング調査会社の出したデータによると、休眠客の再来店がない理由として、「忘れていた」が最も上位に挙げられているというまさかの結果もあります。
顧客が離脱(休眠)する理由として、以下のような結果が出ています。
「単に忘れていた」「なんとなく」:約68%
商品やサービスに不満があった:約14%
他社へ乗り換えた:約9%
引っ越しや死亡などの不可抗力:約9%
出典:TARP(Technical Assistance Research Programs)社の調査レポート
ましてや、初回購入へのハードルを考えてみてください。
顧客様との長いつながりは、顧客が思い出すまで待つのでは、弱いです。
だから、新規会員登録で有効期限を長く設定したい場合、
「会員登録でポイント付与」よりも、「ニュースレター登録(LINE登録)でポイント付与」のほうがより有効です。
こちらからアプローチできる方法をご登録してくださったから、ポイントを付与すること。
ポイント付与の目的が明確になりました。
このように、ポイント付与をするといっても、ストアのスタンスや、そのポイント付与の意図を考え、お客様と有意義な交流できるような設計にしてこそ、ファン構築の構築ができます。
きちんと考えれば、お客様はちゃんとわかってくださいます。
Koinで、あなたのショップの思いを、ポイントシステムに込めて、自由自在に設計しましょう。


