実践ガイド

初回購入でボーナスポイントを付与:再来店したくなる設計

自社のオンラインショップで「初めて買ってくれたお客様」。

自社のストアに辿り着き、コンテンツを読んでいただき、ご信頼いただき、ご購入いただいたことを考えると、感無量です。

初回購入のハードルを超えてくださった大切なお客様を、今度は「常連さん」になっていただけるように、ショップは様々な方策を考えなくてはなりません。

一つのキャンペーン案として、初めての購入のあと、ボーナスポイントを付与してはどうでしょうか。

設定方法をみる
この記事では、初回購入でボーナスポイント付与の設計を考えるときのヒントを書いています。
  • ポイント付与のタイミングは、いつが最適か?
  • 何ポイントが妥当か?
  • 有効期限は、いつに設定すればよいか?
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ポイント付与のタイミング:混乱を防ぐ「フルフィルメント後」

この「初回購入のリワード」が目的のボーナスポイントの付与は、商品の発送(フルフィルメント)が完了したタイミングで行うのがよいでしょう。

注文完了後も考えられなくはないですが、発送前に注文内容の変更やキャンセルがあると、ポイントの計算が複雑になってしまいます。ここは、すべてが完了した「フルフィルメント後」にしましょう。

考えるべきは、どのタイミングか。直後?1週間後?1ヶ月後?

次に、最適なボーナスポイントの付与のタイミングを考えます。

何ポイント差し上げるか:「固定」か「比率」か

ここは、ストアの「客単価」と「リピート戦略」によって考えるのがよいでしょう。

「固定ポイント」(おすすめ)

商品数が多く、次回の購入額は予測しづらいときは、固定ポイントにしておきましょう。

さらに、「次回のお買い物で使える!」と実感できる、実効性のある数字を設定しましょう。

目安: 客単価1万円なら、1,000円分(10%相当)

これは、利益率の5〜25%という「黄金ルール」を守りつつ、今使わなくてもいいかなと感じる300円以下の少額ではなく、これは使わないと損だなと思わせる、500〜1,000ポイントに設定して、実行力をつけましょう。

あえて「比率(倍率)」にする(上級者向け)

つまり「初回のみベースポイントの付与率をアップさせる」という設計ですね。

これは、ポイントシステムで顧客がどのような動き(反応)をするのか、どんなときにバラマキになり、どんなときに顧客を掴むキャッチとなるのかを知り尽くしたポイントのエキスパートのストアにだけ、おすすめしたい玄人の設計です。

なぜなら、単価によっては、多くのポイントが付与されてしまい、次回の購入時に「ほぼタダ」で購入できてしまうことが起こり得るからです。

これは、初回購入のお客様(一見さん)を、顧客(常連さん)に変える施策としては、上手いやり方ではありません。

そもそも、ストアにポイントシステムを導入した目的は、顧客(ファンベース)の構築だったはずです。

それは、御社の商品を「お金を払ってでも買いたいお客様」をたくさん作るということです。初回購入で、次回はタダで買えてしまうような状況にならないようにするのが、上手なポイント設計といえるでしょう。

目安: ベースポイントの2〜5倍が適正

ただし、元々のベースポイントが高い(3%以上)場合は、2倍程度に抑えておくのが無難です。

さきほども説明したように「初回で大きなポイントを与えすぎて、次回が「ほぼ無料」になる」シナリオは避けましょう。

ポイントの有効期限:ショップの「狙い」で使い分ける

有効期限は、お客様に「いつ戻ってきてほしいか」というメッセージでもあります。

「買い足し」を促したいなら:【リピートスパンより短く】

例えば、平均3ヶ月でリピートがあるストアなら、1ヶ月〜1.5ヶ月に設定します。

「気に入ったので、あれも欲しいな」といった、関連商品の購入を促します。

通常の半分のスパンで購入していただけるのは、熱量の多いお客様です。このようなお客様だけにボーナスポイントを使って欲しいというお店の意図を込めましょう。

「再来店」のきっかけにするなら:【リピートスパン+α】

平均3ヶ月のリピートスパンなら、そのまま、3ヶ月〜6ヶ月に設定。

「そろそろ、あれがなくなったなぁ」というタイミングで「ポイントもあるし、購入しよう!」と、リピート購入の背中を押します。

通常のリピートスパンの範囲に設定するのはストアとしては無難な選択です。

「初回購入のボーナスポイントの有効期限が短いからポイントが使えなかった」といった、お客様のがっかりを回避できます。

「ショップのファン化」を優先するなら:【通常ポイントと同じ】

ベースポイントの有効期限が1年なら、初回ボーナスも1年に設定します。

顧客を急がせることもなく、ショップの良心を感じていただきます。

一方で、ボーナスポイントは、有効期限が通常のポイントよりも多少短くてもお客様は受け入れてくださいます。ポイント設計にメリハリをつけ、顧客とポイントを通じた交流をしていくためにも、ボーナスポイントに特別な有効期限を設定するのもよいものですよ。

最もやらない方がよいことは、有効期限を設定しないこと。

これについては、こちらのブログで、詳しく解説しています。